ひのでのめざすもの

 今日の社会では、学校へ行かなくてはならない。友達と仲良くしなくてはならない。などの感覚が子どもを縛っています。大人にだって「会社に行かねばならない」とネガティブな感覚で捉えている人も多くいるはず。そんな中、未来に希望が持てず「~ねばならない」ができずに不安になり自信を失っている子がたくさんいます。

 「みんなの居場所ひので」では義務感が先行し不安にさせるのではなく、地域の力を使って安心感が持てる場づくりを一番に心がけます。その上で子ども達が自分のやりたい事を選択し、自分なりの一歩を「少し勇気を持って」踏み出せる場所でありたいと願っています。

そんな場所に近づくため、ひのでスタッフは以下の5つの居場所の目標を毎朝、唱和しています。

◯どんな子どもでも集える場所

 「居場所」と思える場所は、一つでも多い方がよいと考えます。学校にいづらい、どこにいてもあまり安心できない……など、自分の「居場所」に不安や戸惑いがある子どもが、自らすすんで集まりたいと思えるような場所をつくります。また、どんな子どもでも集える場所とはどんな場所?と子ども達自身が考えることで他者を受け入れる素地を育みます。

◯認めてもらえる場所

 どのような結果であれ、自分のしたことを認めてもらえることは嬉しく、次の活力にもつながり力が湧いてくるものだと思います。子どもの意思を受け止め、共感・尊重し、ともに考える姿勢を大切にし、ひとりの人間としてのあり方を守ります。

◯やりたいことがある場所

 やりたいこと、好きなことをしている間は時間が早く感じられたり、新しいことをたくさん思いついたり、心の動きはとても活発になると思います。やりたいこと、好きなことを通して子どもの世界は広がっていく。私たちは、子どもの「やりたい!」を一番に考え、好奇心を育みます。

少し勇気を出してみる場所

 やりたいことや好きなことの中にも、勇気を出さなければならない場面が必ずあります。詳しい情報を知りたいから専門家の人に話を聞きに行きたい、自分の作品を発表してみたい、など。自分の世界から一歩踏み出す時、それは大きな学びの時です。その場面を見守り、支えていきます。

◯出会いのある場所

 スタッフとの出会いはもちろん、ひのででは多くの出会いがあります。同じサークルの仲間たち、サークルは違っても同じ時間に来ている仲間たち……中でも特徴的なのは、地域の皆さんがそばにいることです。自分より年下の人も、年上の人も。新たなつながりを築くお手伝いをさせていただきます。

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Posted by 浩介大澤